構造

耐震等級2 わかりやすく言えば災害時に避難所となる施設と同じレベルの耐震性能。

住宅性能表示制度の<耐震等級2>を基本に設計。これは、<耐震等級1>の1.25倍の耐震に相当。火災時の避難所として機能する学校などの施設と同レベルの耐震性能です。

建築基準法の想定する地震による力の1.25倍の力に対して倒壊・崩壊等しないとされている構造(耐震等級《構造躯体の倒壊防止》:等級2※)です。※極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力(建築基準法施工令第88条第3項に定めるもの)の1.25倍の力に対して倒壊・崩壊しない程度。

 
快適な住環境のための「断熱仕様」

外壁・建物屋上・最下階の床は、断熱材をプラスした充分な厚さの多重構造に。外気温の影響を受けにくく、また内部の冷暖房効率を高め、結露の発生も抑えます。

壁断面図
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メンテナンス性に優れた「さや管ヘッダーシステム」

給水・給湯管をヘッダー部分に集約させた「さや管ヘッダーシステム」を採用。メンテナンス性に優れ、万一の水漏れなどにも比較的容易に修繕することができます。

ヘッダー配管図
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耐震性を高める「溶接閉鎖型フープ」

RC(鉄筋コンクリート)造の柱は、帯筋のつなぎ目をしっかりと溶接した「溶接閉鎖型フープ」を採用。地震の際、主筋の折れ曲がりや柱の崩壊を防ぎます。

溶接閉鎖型帯筋構造図
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階下住戸への音を軽減する「二重床・二重天井」

床スラブ厚は各階200mmを確保し、床と天井それぞれに空気層を設けることで、階下住戸への生活音を低減。さらに、フローリング・二重床には遮音性に優れたLL45等級※相当の床材を採用しています。

※実際の遮音性能は、条件により実験数値よりも低下します。
二重天井・二重床
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建築基準法+10mmの「かぶり厚」

コンクリートの中性化が内部にまで進行すると、鉄筋が腐食しコンクリートの破損の原因となります。これを防ぐために「鉄筋を包むコンクリートの厚さ=かぶり厚」を、建築基準法の定める厚さよりも10mm上回る施工としています。

鉄筋コンクリートのかぶり厚(上面断面図)
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「水セメント比」55%以下

コンクリート中に含まれる水をセメントの55%以下になるよう配合。ひび割れを少なくしています。

二重天井・二重床
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耐久性に優れた「コンクリート」
柱や外壁、梁などの構造躯体には、1m²で2400トンの圧力に耐えられるコンクリートを採用。躯体のヒビや鉄筋の劣化を極力防ぎ、長期に渡って建物の
品質を維持します。
コンクリート
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隣戸間の生活音に配慮した「戸境壁」
隣戸間の生活音の対策として戸境壁は180mm以上を確保し、遮音性を高めています。
戸境壁構造図
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